嫌いな人を消す方法
いよいよ、嫌いな人を消す最終段階までやってきたよ。
スルースキル3つを習得したそなたなら、最後のスルースキル4を習得することは簡単じゃ。
スルースキル4「許し」
この世で一番の精神の成長は「許し」です。人を許すことは、願望成就への近道になります。
何故なら、嫌いな人を許すことによって、憎しみや恨み、怒りといった負の感情を一掃できるからです。
負の感情を消し去れば、心は穏やかになり、愛に溢れます。
成長して大きくなった心の器には、喜び事が舞い込みます。
これが、原則です。
なので、嫌いな人を許すことで、あなたは、大きな幸せを手に入れるのです。
さっさと許してしまいましょう。
自分の幸せのために。
自我が生み出す嫌いな人
まずは、自分の心と向き合ってみてください。
あなたは、嫌いな人にどうしてほしかったのでしょうか。
あなたは嫌いな人にどのような理想を抱いていたのでしょうか。
- もっと優しくしてほしかった
- 愛想良くしてほしかった
- 正直であってほしかった
- テキパキ動いてほしかった
- 大らかであってほしかった
- 敬ってほしかった
- 思いやりを持ってほしかった
相手に向けた期待や願望には、実は、未熟な自分が映し出されています。
自分で勝手に創り上げた相手の理想像です。
その理想が壊されて、相手を嫌い、嫌な気分に陥っているわけなんです。
今度は相手でなく、自分に目をむけてみましょう。
あなたは、果たして相手に対して望むような、理想的な人だったのでしょうか。
相手に対し、優しく、愛想良く、正直で、大らかで、テキパキ動いて、敬意を払い、礼を尽くし、思いやりを持っていたでしょうか。
自分の考えを優先し、自分の考えに拘り、自分のやり方に固執し、我を通してはいなかったでしょうか。
あなたが相手に求めたように、自分こそが成熟した理想的な人であったなら・・・。
執着するほどの嫌いな人など生まれてはこぬ。
自分の考えを優先せず、相手の考えを優先すれば、思いやりを持てたでしょう。
自分の考えに拘らなければ、相手に強要などしなかったでしょう。
自分のやり方に固執しなければ、相手に対し柔軟な対応ができたでしょう。
我を張らなければ、相手をはねつけることなく、受け入れられたでしょう。
嫌いな人は、もとを正せば、自分自身=自我から生まれてきたんだね。
自分の非を認め、反省できれば、相手の立場に立って考えられるようになります。
許すことは、簡単になるのです。
人を許すということは、自分への執着を捨てること
それはすなわち、ものすごい自己鍛錬であり、成長であり、相手より一段上のレベルに上がるということです。
そして、問題を生み出した時より上のレベルになってこそ、問題は解決できるものです。
一度だけ許せばいい
許せたときの心は優しさに満ちています。
ですが、その後でまた思い出し、嫌な感情が湧いてくることもありますよね。
大丈夫ですよ。
許しという課題を乗り越えたあなたは、許しの螺旋階段を上っている途中です。
気持ちが穏やかとイライラの上がったり下がったりを繰り返したとしても、確実に一段一段上っているわけですから。
怒りや、怖れといった負の感情が湧いてきたら、やることはただ一つです。
「置換の法則」
嫌な感情、イライラやモヤモヤの原因は、あなたがその時抱いている嫌なイメージ(思考)です。
嫌な気分になっていることに気付いたら、嫌な思考をフッと息を吐いて飛ばし、良い思考に変える訓練をしましょう。
そして、あなたが嬉しくなること、楽しくなることへと意識を向けてください。
あなたはどうあれば幸せですか?
頭の中の嫌なイメージを、良いイメージに置き換えてください。
人生とは限られた時間です。
負の感情を早々に追っ払ってください。
絶対に他人にあなたの人生の大切な時間を奪われてはいけませんよ。
スルースキルを習得すれば、あなたはある日気付くはず。
あなたの周りから嫌いな人が消えていることに。
あなたが強い思いで最初に掲げた人に振り回されずに生きるという御旗がそう導いてくれたのです。
人に振り回されずに、生きよう。
そなたの人生はすこぶる楽なものになるはずじゃ。