日本人のガン患者は2人に1人。
がんの一番の原因は「食」にあるといわれているわ。
大腸ガン検診を受けた時もいわたわよ。
ガンの原因は「食生活です」って。
近年アメリカではガン患者が減っています。
アメリカは「ガンを予防する食事」を国家プロジェクトとし、成果をあげたのです。
アメリカは、肉食、ジャンクフードを日本に持ち込んだ張本人です。
そのアメリカが、今や日本食をヘルシーフードとして取り入れています。
食の欧米化による食物繊維不足
現代の日本人の食物繊維平均摂取量は65年前と比べ、一日あたり約6グラムも不足しています。
半減してるわね。
65年前、1950年といえば戦後5年といったころです。
日本の独立がその2年後ですから、まだ食生活も欧米化はすすんでいません。
こんな話をご存知でしょうか。
戦争中、アメリカ兵が隠れている日本兵を見つけるため、探したもの。
それは、日本兵の便だったのです。
なぜか?
日本人の便の量は多かったからだそうです。
便の量=食物繊維の量
戦時中、食料困難の中にあり、それだけ長く太い便がでるなど、日本の食の成果ではないでしょうか。
ちなみに、日本人は腸が長いといわれていましたが、調査結果によるとアメリカ人との差はないようです。
現在でもアフリカなどの食物繊維をよく摂る国の人たちは、便が大きく病気が少ないといわれます。
何故、便の大きい人は病気をしにくいのかしら。
食物繊維の働き
食物繊維は、大腸までそのまま届く性質があります。
①たんぱく質、炭水化物、脂質が消化官の中で消化され、小腸から吸収されるのに対し、食物繊維は、消化されずに小腸を通過し大腸まで達する。
↓
便の体積は増え、便通は良くなる
②食物繊維がコレステロール(脂質)や糖とくっつき便と一緒に排出される。
↓
コレステロール値は下がり、血糖値もゆるやかになる。
③食物繊維は、大腸内で善玉菌のえさとなり、善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌)が増える。
↓
腸内の有害物質の生成を抑える。
腸内環境が免疫細胞を左右する
病気から体を守る免疫細胞は、主に腸で作られます。
ガン細胞は毎日体の中で発生しています。
何故、がん細胞が発生しても、ガンにならずにいられるのか?
免疫細胞が、がん細胞が発生するたび、殺してくれているからです。
腸内環境が良い状態であれば、免疫細胞が増え、活発に働き、病気を防ぐということね。
腸内環境が良いかどうかは便でわかる
チェックが必要ね。
黄土色~茶褐色の快便が、腸内環境の良い証拠
良い便の色や大きさは、食物繊維を良く摂り、腸内環境を良くし、免疫力を上げている証です。
食物繊維の一日の摂取量の目安は「1日1回の排便」よ。
食物繊維の種類
食物繊維は腸内環境を良くし、結果免疫細胞を増やし、病気を寄せ付けない体を作ります。
不溶性の食物繊維
野菜や豆類の便を増やす
水溶性の食物繊維
海藻類や果物など便を柔らかくする