人には心の器というものがあります。
心の広い人、大らかな人をイメージしてみてください。
そこに陰鬱な気はありませんよね。
穏やかで優しく悠々とした明るい気に満ちています。
大らかな人の元には、人も集まります。
誰でも受け入れてくれそうな暖かさに、人は安心を抱くからです。
反対に、心の狭い人はどうでしょう。
自己中心的で、他人に厳しく、イライラとした冷たさを感じますよね。
心の狭い人は、慕われることもなく、人は離れていってしまうものです。
心の広い人を器が大きい人、心の狭い人を器が小さい人っていうよね。
器の大きさというより、器の中に入る気が異なっているんです。
器の大きな人には、人からの好感(良い気)が
器の小さな人には、人からの反感(悪い気)が引き寄せられているんじゃよ。
その結果、大らかな人は愛を、心の狭い人は孤独を現実に引き寄せます。
器は気によって創られる
人の器は、その人の心の中の気の状態できまるということ?
邪気(負の感情)が渦巻いていれば、その器には必然的に負のエネルギーが舞い込み、
正気で満たされていれば、その器には必然的に正のエネルギーが舞い込んできます。
幸運も凶運も、気が司っている
幸運を引き寄せるには、いい気分でいればいいってことかな。
その通りじゃ。
いいことがない、嫌なことばかり、人生に起こる辛い出来事に苛まれている人の心は、怒りや悲しみ、苦しみ、執着、嫉妬、憤懣、憐憫といった負の感情だらけです。
器に舞い込むものは、そこにあるエネルギーと同じもの。
故に、幸せとは程遠い現実が次々と訪れてしまいます。
また、器がいっぱいの状態だと、新しいものが入るスペースはありません。
もし、あなたの器が負の感情(邪気)に占領されていたとしたら、
良い運は入ってきません。
負の感情を手放すと幸運が舞い込む理由
器の中の負の感情を手放すと、その分スペースが空きます。
空となったまっさらな器には、新しい気が入り込んできます。
新しく良い気(感情)を入れれば、それと同等のよいものが引き寄せられてくるわけです。
負の感情を一掃するには
嫌な感情が湧いてくるのは、頭で何度も嫌なことを思い出し、考えているからですよね。
なので、負の感情を生み出す考えを変えればいいですよ。
この世に起こる出来事には表と裏があります。
嫌な出来事だと思ってしまうのは、出来事の中の不幸な面だけに、焦点を当てているからです。
嫌な出来事にも、良くみれば、幸せの種があります。
この幸せの種を見つけるか否かによって、その出来事の善し悪しが決まり、感情も決まるので、何としても見つけたいですよね。
例えば、
職場で人間関係が悪化して、悩み苦しんでいたとします。
不幸だけに焦点を当てていたら、職場の人や会社への怒りや憤懣でいっぱいになるでしょう。
でも、そこで、幸運の種を探してみる。
「退職して、好きな仕事に就ける転機がきた」
といったような、良い考え方に変えれば、嫌いな同僚や上司も、次のステージに押し出してくれるありがたい人に変わります。
人生に起こる辛い出来事。嫌な出来事。
どのようなことであれ、絶望や怒り、嫉妬や悲しみ、憎しみや恐怖といった負の感情を抱き続ければ、心は邪気で覆われ、辛い現状から抜け出すことはできません。
嫌な出来事、不幸事の中に幸運の種を見つけていきましょう。
幸運の種を見つけるときに重要なことは、自分が本当に望むことを起点とすることじゃ。
あなたの心から求める幸せな姿を思い浮かべてから、幸運の種を見つけてください。
なぜなら、あなたが心から望むものは、魂の望むもの。
神の御心に添うものです。
その種は、必ず幸福の花を咲かせます。
一段と成長したあなたへの神からのご褒美ということですよ。
難しいけど嫌な感情は早々に手放しなさいってことだね。
そして、いい気分でいたら幸運がやってくるってことだね。
その通りじゃ。