怒りを覚える相手をスピリチュアル目線で見る
ふいに向かってきた相手からの理不尽な攻撃。
嫌味に暴言、悪態、悪口。
ぐっと我慢してみたけど、怒りはおさまらず。
きっついよねぇ。
怒りは闘争のエネルギーですから、スルーしようと思っても、我慢しようと思っても、何度も何度も沸き起こりますよ。
燃え盛る怒りの炎が、スルーしようとするあなたの邪魔をするかのように、何度も何度も憎たらしい顔や態度や出来事を思い出させるのです。
一人一人が重要であり、それぞれに役割があり、だれしもに現実を変える力がある
ジェーン・グドール(生物学者)
でも実は、あなたを怒らせている人にも重要な役割があるんですよ。
もちろんあなたを怒らせているわけですから、あなたのために「ある」仕事をしているのです。
怒りを覚える相手は、火付け役
着火マン
チャッカマン?!
あなたの頭から湯気を出させるかの人は、あなたの本心を覆い隠している義務や責任や建前や偽りを焼きはらい、あなたの本音、本心をあなた自身にありありと見せつけるために現れたのです。
本心・・・。
今まで、この世の義務や責任や建前のために、自分を偽り、我慢し、ため込んできた嫌な感情。
その蓄積された嫌な感情を先ず焼き払うために、チャッカマンは登場します。
チャッカマンに遭遇することにより、今までの積もり積もった嫌な感情から解放されるのじゃ。
だから怒りが燃え盛るのです。
思い出してみてください。
チャッカマンに火をつけられる前のあなたの本音や本心を。
もうこんなのは嫌だとか、抜け出したいとか、面倒くさいとか、変わりたいとか、本当はこう生きたいのだという自分の本心が見えてこないでしょうか。
その通り行動すればいいのですよ。
チャッカマンの2つ目の仕事
怒りのエネルギーは、戦いのエネルギーじゃ。
剣を取り敵陣に切り込む衝動と勇気のエネルギー。
いわば、人を突き動かす強烈なエネルギーともいえる。
チャッカマンにより、燃え上がり沸き起こった怒りのエネルギーは、実は、あなたの本心を叶えるためのエネルギーなのです。
怒っている今がチャンスなんですよ。
凄まじい、抑えきれないほどのエネルギーだからこそ、普段は怖れ、躊躇し、諦めていた領域へも踏み出せるのですから。
この人嫌いだな、付き合いたくないわという本心のままに付き合いをやめるとか、
この仕事向いてないわ、やめたいわという本心のままに、やりたかったことに挑戦するとか、
チャッカマンは、いわばあなたのお尻に火をつけているんですよ。
何度も何度もチャッカマンの嫌味や暴言や悪態や悪口といった攻撃を思い出し、怒りが沸き起こってしまうのは、実はあなたが、本心(希望)を現実のものとするために、パワーを必要としているからなのです。
そのために、自ら、わざわざ何度も何度も嫌なことを思い出し、怒りを増幅させているのです。
本当はチャッカマンのことなんてどうでもいいのですよ。
あなたは、自分のために怒りを増幅し、チャッカマンを利用しているだけなのですから。
なので、あなたが、あなたの本心を知るなり、行動に移すなりすれば、チャッカマンの役目は終わります。
目的が完遂すれば、怒りは消えるのです。
世の中には、事故に遭い、あなたの手は、体はもう動きませんよと医者に言われ、絶望し、怒り、趣味に力を注ぎ、画家となった人もたくさんいますよね。
怒りのパワーの矛先を、チャッカマンではなく、「希望・本心」に向けた証拠です。
怒りを覚える相手は着火マン。
いつまでも怒りの矛先を、チャッカマンに向けていては、チャンスを逃がしてしまいますよ。
チャッカマンありがとう。
あなたが、あなたらしい人生を歩み始めれば、いずれそう言える日はくるでしょう。
なので、怒りを覚える人に遭遇したら、自分の本心(希望・目的)に目を向けてみてくださいね。
人は自分から抜け出すほど、いっそう自分となる。
また、いっそうよく自分の生きていることを感ずる。
E・アラン