ハイパーサーミア
ガンに熱でダメージを与え、免疫力を増強させるガン治療
ガンになってもあきらめないで! 注目されるハイパーサーミア<温熱療法>の効果 (単行本・ムック) / 近藤元治/著
「ガン患者を救うのは希望」
私の父は末期の肺ガンで亡くなりました。
余命宣告どおりのちょうど半年後。
その当時は温熱治療機ハイパーサーミアはありませんでした。
ガンが大きく手術も出来なかったため、抗ガン剤の辛い副作用に耐え、頑張ってきた父に待っていたのは
「もうここでの治療は終わりました」
という医者の言葉でした。
要は、「もうあなたのガンに効く抗がん剤も治療法もないから、やることはない。ホスピスで緩和しながら死ぬのを待て」ってということです。
母が言いました。
「お父さんは、あの時、見捨てられたと思ってしまったんだね」と。
「絶望」です。
落ち込んだ父は、みるみるうちに弱っていきました。
笑うこともなく、痛みに苦しみながら。
ガン患者を救うのは希望
「希望」があるから、人は恐怖に耐え、辛い治療に耐えて頑張るのだと思います。
希望があるからこそ、闘病意欲も湧き、笑顔になり、免疫力も高まるのだと思います
希望を突然奪われてしまったその時から、人は頑張るものも頑張れなくなるんだと目の当たりにしました。
ですが、悲しいことに、今でも、現実は変わってないそうです。
「ガンになってもあきらめないで!」近藤元治 毎日健康サロン 引用
「副作用で患者さんを苦しめるのでなければ、たとえ末期の患者さんでもガン治療は続けるべきだ」
あの時、父にも
「ここでの治療は終わりました」の後にでも、
「ハイパーサーミアがあるからあきらめずに最後までガンと戦いましょう」
という言葉や説明があれば、全く違った最期があったのではないかと思います。
なぜなら、自宅に戻ってからも、落ち込みながらも、あきらめながらも、仕事道具に手を伸ばし、父は父なりに、生き残る道を探していたのですから。
「お父さんの時にこんなのがあったらねぇ」
近くで開催されたハイパーサーミアの医師による公開講座説明会があり、話を聞きにいった母がそういいました。
ガンは無敵ではない
ガンにも弱点があります。
ガンの弱点=正常組織に比べ熱に弱い。
これは世界の科学者によって証明されている事実です。
がん組織は41.5℃から44℃程度の温度で死滅します。
ハイパーサーミアは、高周波でガン組織に熱を加え、ガン細胞を壊死させる温熱療法です。
ガン組織型や種類、初期、末期を問わず、副作用もありません。
(脳、眼球除く)
「ハイパーサーミアによる免疫活性」
ハイパーサーミアの温熱効果により、体内の免疫(NK細胞、インターフェロン-y、マクロファージなど)が活性し、ガン細胞への攻撃性を発揮します。
「ハイパーサーミアの疼痛緩和」
ガンによる、痛みの緩和、食欲増進、体力回復、気分が良くなるといった生活の質が向上します。
「薬剤治療、放射線治療との併用効果」
ハイパーサーミアとの併用により、薬や放射線の効果が高まり、副作用が軽減されます。
現在国内で100台ほどしか稼動していないハイパーサーミアの装置。
多くの医療機関がこの高額な電磁波加装置(サーモトロン-RF8)の購入に二の足を踏んでいるといいます。
患者にとって治療費の面でも負担のないこのハイパーサーミアは、病院が赤字覚悟で、採算を度外視しなければ設備購入できないものだからです。
人を絶望から救うのは希望。
これは何年たっても変わらないと思います。
あきらめた時から、体も細胞も、あきらめの方向を向いてしまうのです。
どんな時も、希望を見つけていきたいですね。
ガンになってもあきらめないで! 注目されるハイパーサーミア<温熱療法>の効果 (単行本・ムック) / 近藤元治/著