死後の世界
死後の世界については、世界中の宗教家によって様々に語られているけど、本当のところは、誰も知らないよね。
ええ、黄泉に赴くのはただ一人。
死んだ人がある日ひょいっと返ってきて、こうだあーだと直に教えてもらえるわけではないですからね。
じゃあ、どの話を信じればいいんだろ。
ご自分がすんなりと受け入れられるものを、信じるのが一番だと思います。
何故なら、死後の世界のお話は、筋書きは違えど異口同音。
結局は同じ事を語っているからです。
目次
1. 怖れが消える死後の世界のお話
2. 人は皆、死後の世界を知っている
3. 死後の世界が良いか悪いかは、生前の自分によって決まる
4. 人は死後の世界で霊的な存在として生きていく
5. 死後の世界を知れば、怖れは消える
怖れが消える死後の世界の話
引用元:シルバー・バーチの霊訓
死ぬときは決して一人で旅立つのではありません。
愛で繋がった人々が付き添って、何かと面倒を見てくれます。
これには例外はありません。
影の世界から首尾よく抜け出て、新しい素敵な生活に入れるように手引きをする態勢ができております。
死んだらどうなるのか。これが一番気になるところだよね。
全く知らない世界=死後の世界は、生きている人間にとって恐怖でしかありませんからね。
心配せずともよい。誰かは分からぬが、温かく迎え入れ、導いてくれるようになっておる。
高級霊(シルバー・バーチ)の言う「影の世界」とは我々が生きる地上世界のことです。
死後の世界(霊界)から見れば、この世は暗く厳しい世界。
困ったことや厄介なことだらけの陰鬱とした戦場です。
なので、死後の世界はしいていえば、今よりもはるかに良い世界ということになりますね。
だだし!
な、何だよぅ。
良い世界かどうかは、あるものによって決まるのじゃ。
人は皆、死後の世界を知っている
実際には人間のすべてが睡眠中にこちらの世界へ来ております。
それは神の配慮の一つで、いよいよこちらへ来た時に環境の違いによってショックを受けないように、未来の環境に慣れさせておくのです。
霊界は、全く知らない世界ではないのです。
生きている間は、覚えていないだけです。
いざ死んで赴いてみれば、そこには懐かしい世界が広がっているのですよ。
死後の世界が良いか悪いかは、生前の自分によって決まる
死後あなたが赴く界層は地上で培われた霊性にふさわしいところです。
あなたが接触するのは、同じレベルの霊性、同じ精神構造のものにかぎられるわけです。あなたが関わる相手は霊的に同室・同等の人ばかりです。
そこには親和力の法則という絶対に狂うことのない法則が働いています。
生前の自分の性格、霊性の高さによって、住まう世界が決まるのじゃ。
意地悪な性格の人は、意地悪な人がうようよいる嫌な世界。
優しく思いやりのある性格の人は、優しく思いやりのある良い世界。
ってこと?
はい。死後の世界では、地上世界での権力や名声、地位など全く関係しない、公平な配置がなされるのです。
人に対して偉そうに振舞ったり、暴言や暴力で人を傷つけたり、自分さえよければいいと他者を思い図ることをしなかった人たちは、死後そのような人たちにまみれて嫌な目にあい、生前の自分を反省することになるぞ。
逆に、誰に褒められずとも他者に尽くしたり、他者を敬い、愛を与えてきた人は、尽くされ、敬われ、愛されて、明るく穏やかな世界の住人となるのです。
死後の世界の環境を決めるのは、生前の心持ちや行いってことか。
はい。死後の世界は似た者同士が集まるという地上でよく見られる現象が顕著にあらわれた世界なのです。
死ぬときには、
地上でみずからの力で身につけた愛
みずから築いた性格
みずから開発した霊的才覚をたずさえていく
死後の世界を知れば、死は怖れるものではないってわかるね。
怖れるべきは、今の心持ち(想念)や行いなのですよ。
人は死後の世界で霊的な存在として生きていく。
人間は肉体をたずさえた霊であって、霊をたずさえた肉体ではありません。
あなたは地上にあるときから立派に霊的存在です。
死んでから霊的存在になるのではありません。
死は肉体の牢獄からあなたを解放するだけです。
肉体の牢獄・・・ってどういう意味?
霊界は、思ったことがすぐに叶う世界です。
死後の世界、霊界の住人からすれば、肉体をもたなければならない物質世界は、自由のきかない牢獄のようだと言ってるんですよ。
死後の世界は、重苦しい肉体を脱ぎ捨てて、本来の姿に戻れる場所なんじゃ。
戦闘服を脱ぎ捨てて無事故郷へ帰還した戦士のような感じかな。
いい例えですね。だとしたら死後の世界は、人々にとって安住の地だといえますね。
死後の世界を知れば、怖れは消える
死後の世界は、どうやらイメージしていた暗く恐ろしい世界とは違うみたい。
怖れることのない死後の世界。
生前持っていた利他の心、愛ある心が天国への片道切符です。
利他の心、愛ある心かぁ。
利他の心を持てるよう、日頃から死(天国)を心に据え置いてみてください。
死を心に据え置けば、今いる世界も、ずいぶんと気楽で、生きやすいものになりますよ。
確かに、明日死ぬと思えば、人にも優しくできるし、悩みもなくなる気がするね。